西多摩の名物・名所
ホタル
西多摩にはホタルが舞うスポットとして知られている場所が多くある。中でも有名なのは、あきる野市の養沢川付近、福生市ほたる公園と玉川上水青梅橋付近で、見頃な時期は毎年6月中旬~下旬の夜7時過ぎから9時あたり。
東京日の出武家屋敷
武家屋敷は明治14年建築の古民家。 美しい庭園と、森林にかこまれた約5000坪の敷地に、母屋、はなれ、茶室、BBQサイト、忍者道場などがあり、それぞれ有料で体験もできる(要事前予約)。
六道山公園
六道山公園へ向かうコースとして7つの遊歩道があり、四季を通じて動植物の観察や散策を楽しむことが出来る。
公園内には約100本のヤマザクラがあり、桜の名所としても知られ毎年桜まつりも行われている。展望塔からの眺望は、「関東富士見百景」にも選定されている。
青梅大祭
1500年初めに始まったと言われる歴史あるお祭り。毎年5月2日は各町内を山車が巡り、3日は⻘梅街道に交通規制を敷き、⼗⼆町の山車が⻘梅路を巡行する。数台の山車が競演を繰り広げる様は、⼀⾒の価値がある。
青梅だるま市
およそ500年前、当初は養蚕の繁栄を願って、米粉を繭の形に団子にした「まゆ玉」が主として売られていたが、江⼾後期より縁起物としての「だるま」も売られるようになったと言われている。戦後、化学繊維の台頭によって養蚕は衰退し、昭和20年代の終わり頃には「まゆ玉」は姿を消し「⻘梅のだるま市」として開催が始まる。現在では毎年1月12日に市を開催している。
チューリップ畑
4月上旬~中旬に約40万球のチューリップが織りなす⼀面の春色絨毯はまさに圧巻。毎年花の最盛期には「チューリップまつり」も開催され花⾒客で賑わう、東京都内屈指のチューリップの名所。
ラフティング・キャニオニング
多摩川では4月下旬から11月上旬までの期間は、大自然を満喫しながら多摩川の激流を下るラフティングやキャニオニングが楽しめる。
日原鍾乳洞
東京都の天然記念物に指定され、関東でも唯⼀のスケールを誇る鍾乳洞。年間を通じて11度という洞内は、夏はひんやり涼しく、冬は暖か。荘厳な雰囲気を漂わせる白衣観⾳をはじめ、巨大なカエルを思わせるガマ岩、時の彼方に引き込まれそうな天井知らずなど、幻想的な景観を繰り広げている。
南沢あじさい山
あきる野市に位置するアジサイの名所。急峻な山間で木々を覆うように広がるアジサイの数は約1万株。毎年6月中旬〜7月上旬になると静けさのある森の中で華やかに咲き誇るアジサイの幻想的なパノラマ景色を楽しめる。
奥多摩むかし道
JR奥多摩駅から、奥多摩湖までの約10キロの旧⻘梅街道を歩くコースで。自然にとけこむようなのどかな集落のたたずまいと、2カ所の吊り橋から⾒た渓谷が魅力。峠や橋のたもとには江⼾時代の信仰を伝える道祖神や⾺頭観⾳などが往時のままに残り、昔の面影を偲ばせている。
御岳渓谷
JR御嶽駅を中心に、上流はJR御嶽駅と川井駅の中間あたりから、下流はJR軍畑駅の少し上流までの多摩川の両岸約4kmにわたり遊歩道が整備されていて、四季折々の渓谷美を散策しながら楽しめる人気のコース。道なりに玉堂美術館、櫛かんざし美術館や小澤酒造をめぐることができる。
鳩ノ巣渓谷
吊り橋(鳩ノ巣小橋)の手前約40mの断崖の下、多摩川が巨岩・奇岩の間を流れる鳩ノ巣渓谷。11月上旬から見ごろを迎える紅葉シーズンはひときわ美しく、渓谷の両側が朱色と黄色で彩られる。
わさび田
日本三大わさび生産地の一つである奥多摩は、山からの湧水や沢水にミネラル成分が豊富に含まれている。年間通じて水温が一定で夏でも20度に届かないため、おいしい本わさびが育つ。江戸時代には渓流を利用して沢沿いにわさびが栽培され将軍にも献上されていた。今も山奥には昔ながらのわさび田が数多く存在する。
御岳山ロックガーデン
天狗岩から綾広の滝までの約1.5kmで、初心者でも行きやすい御岳山の人気のハイキングコースの1つ。大小さまざまな奇岩があり、苔むした岩の間を清流が織りなす情景は訪れた人を幽谷の世界に誘う。
御岳山
標高929mの山で武蔵御岳山とも呼ばれ、古くから山岳信仰の対象となっており、山上には武蔵御嶽神社が鎮座し、武蔵御嶽神社の御師(おし)が経営する宿坊集落が広がっている。建立御岳山山頂には山岳信仰のシンボルとして知られる武蔵御岳神社が鎮座している。ケーブルカーで登れる山としてハイキングコースも整備されていて、多くの登山者が訪れる。
吹上しょうぶ公園
貴重な谷戸地(やとち)を保全するためにつくられた公園。約2,100ヘクタールの敷地には250品種以上のハナショウブが植えられ、毎年開花時期の5月下旬から6月の下旬に「吹上花しょうぶまつり」が開催される。ハナショウブ以外にもアジサイやシャクナゲ、ヒガンバナや秋の七草など、四季折々の草花の鑑賞を楽しむことができる。
払沢の滝
落差約60メートルの四段からなる滝で東京で唯一の「日本の滝百選」。
滝の水が流れる姿が僧侶の払子(ほっす)が垂れたように見えたため、かつては「払子の滝」と呼ばれていた。
滝壺からの水しぶきと渓流のせせらぎに包まれ、マイナスイオンが充満しているのが感じられるので、夏の時期の避暑地としてお勧めの場所。
玉傳寺
人里(へんぼり)地区にある臨済宗・建長寺派の禅寺。やや高台にあり、境内から見渡せる山里の風景が見事。
寺カフェも予約制で営業しており、風雅な枯山水の庭と合わせ見ながら抹茶とお菓子やランチをいただくことも出来る。
広徳寺
応安6年(1373年)に創建された臨済宗建長寺派の名刹。室町期の面影をとどめ、市内建造物では最も古式をとどめているといわれる総門は、市文化財の指定をうけており、境内にある「カヤ」と「タラヨウ」は都の天然記念物。大きなイチョウもそびえており、紅葉の時期はイチョウの落ち葉がまるで黄色いカーペットのように境内一面を埋め尽くす。
ベースサイドストリート
米軍横田基地横を走る国道16号に展開される アメリカンな街。
「日本で一番アメリカに近い商店街」が謳い文句となっているほど、食・雑貨・服などアメリカを感じる事が出来る。
ムササビ
西多摩山岳地域は多くの動物が生息するが、その中でも人気なのがムササビ。
青梅の御岳山、奥多摩駅まえの氷川神社など、比較的観測しやすい場所もある。
大悲願寺
1191年に武将・平山季重が建立したと言われる。
境内には多くの文化財が所蔵されており、中でも「木造阿弥陀三尊像」は国の重要文化財。
秋に白い花を咲かせる「白萩」はかの伊達政宗が気に入って飛脚を出して届けたという逸話も残る。
龍光山 梅岩寺
1000年以上の歴史を持つ、真言宗の古刹。境内には弘法大使の像と足型が祀られる。
樹齢150年と言われる枝垂桜(市の天然記念物)はあまりにも有名。
武蔵五日市 雛めぐり
早春に行われる五日市の町をあげて行われる祭り
つるし雛・ひな人形・古民家での琴演奏・スタンプラリーなど一か月にわたって華やかな景観が楽しめる。
塩船観音
大化年間に八百比丘尼によって開山されたと言われている古刹。
室町時代に作られた茅葺きの仁王門や本堂は国の重要文化財に指定されている。
「花と歴史の寺」とも呼ばれ、季節ごとに様々な花が彩っているが、特に有名なのは春先のツツジ。
4月中旬~5月上旬に境内斜面に約2万本のツツジが次々と咲き広がり、毎年時期には大勢の参拝客が訪れる。
小林家住宅
東京都内陸部で唯一の村、檜原村にある国の重要文化財に指定される標高750mにたたずむ茅葺き屋根の古民家。
急勾配を農作業用のモノレールにゆられたどり着く。モノレールは事前予約制だが無料で乗車可能。
臨済宗 龍珠院
600年以上の歴史を持つ寺院。
春には枝垂桜・染井吉野・山桜・山ツツジ・菜の花などが咲き乱れ、 その景観はまるで桃源郷のよう。
日の出大仏
塩澤山寶光寺 鹿野大佛
青銅で有名な山形の鋳造業者が1000年前の技術を使って製造。
台座を含めた高さは18mで鎌倉大仏(11m)よりも大きい。 見る角度で表情が異なる。
都民の森
標高1000~1500mに位置する、山岳公園。
園内にはブナ・白樺など学術的にも貴重な自然林、多くの生息動物、 数多くのハイキングコースがあり、終日楽しむことが出来る。
造り酒屋
西多摩には5つの造り酒屋がある。
あきる野市:中村酒造・野崎酒造
青梅市:小澤酒造
福生市:石川酒造・田村酒造
桜名所
お寺同様に西多摩には数多くの桜の名所が存在し、春には各地で桜まつりが行われます。
あきる野市:草花公園付近
青梅市:釜の淵公園付近
日の出町:塩田耕地堤付近
羽村市:多摩川・玉川の堰付近
福生市:多摩橋~睦橋の多摩川堤防付近
瑞穂町:六道公園・狭山池公園
檜原村:人里バス停
奥多摩町:奥多摩湖
桜寺
西多摩には数多くの桜寺が存在します。
あきる野市:光厳寺、広徳寺、龍珠院
青梅市:海禅寺、金剛寺、梅岩寺
根がらみ前水田
「根がらみ前水田」にはチューリップやしゃくやく・大賀ハスなどの景観植物が季節ごとに咲き乱れます。なかでも、東京ドームの1.26倍の面積に咲き誇るチューリップは圧巻。水田で取れたお米と羽村の水を使った日本酒も醸造しています。
玉川上水
玉川兄弟により、羽村の取水堰から四谷大木戸までの43kmを、高低差わずか93m(1kmあたり2m)を利用し開削されたのが1653年。わずか8カ月で完成させたその測量技術は国の史跡に指定されています。江戸時代から市民の飲料水として利用された玉川上水、まさに、江戸、東京の発展を支えてきた立役者です。
吉野梅郷
関東地方有数の梅の名所。かつては約2万5000本もの梅が咲き誇ったと言われているが、2009年に植物ウィルスに感染が確認され、市内の多くの梅樹の伐採を余儀なくされる。
2014年には吉野梅郷のシンボルである梅の公園内の梅もすべて伐採されるが、かつての梅の里の再生に向けて公園内に新たに梅1200本を植樹し、2017年に復活。
現在では季節になると早咲き・中咲き・遅咲きと順に開花している。
秋川不動尊火渡り
行不動明王を本尊とする秋川不動尊西福寺で毎年1月の第3日曜日に行われている初不動護摩供と火生三昧供は「火渡り荒修行」として有名。
奥多摩湖
奥多摩湖(正式名称を小河内貯水池)は、水道専用貯水池としては日本最大級を誇り、1957年以来都民の水瓶として生活を支えています。周辺は東京都水源林や、桜の名所、奥多摩むかし道など、自然や歴史に親しむには絶好のロケーションです。
一本桜
「福生で一番はじめに満開になる桜」と言われている熊川にある1本の立派な桜。
瑞穂ビューパーク
町民が文化、スポーツを楽しめる憩いの場として設備された公園。
ビューパークからの眺望もとても素晴らしく、瑞穂町の町並みから横田基地、そのさらに奥には富士山までも望むことができる。平成16年度の「関東の富士見百景」にも選定されている。
つるし飾り
ひな祭りの際に、ひな段の両脇に着物や帯の布で作ったお飾りを赤い糸でつるす、という伊豆の稲取に江戸時代から伝わる風習。瑞穂町の耕心館では、ひな祭りの時期に合わせ「瑞穂のつるし飾り」として毎年展示されている。