西多摩の名物・名所

青梅大祭
1500年初めに始まったと言われる歴史あるお祭り。毎年5月2日は各町内を山車が巡り、3日は⻘梅街道に交通規制を敷き、⼗⼆町の山車が⻘梅路を巡行する。数台の山車が競演を繰り広げる様は、⼀⾒の価値がある。

青梅だるま市
およそ500年前、当初は養蚕の繁栄を願って、米粉を繭の形に団子にした「まゆ玉」が主として売られていたが、江⼾後期より縁起物としての「だるま」も売られるようになったと言われている。戦後、化学繊維の台頭によって養蚕は衰退し、昭和20年代の終わり頃には「まゆ玉」は姿を消し「⻘梅のだるま市」として開催が始まる。現在では毎年1月12日に市を開催している。

御岳渓谷
JR御嶽駅を中心に、上流はJR御嶽駅と川井駅の中間あたりから、下流はJR軍畑駅の少し上流までの多摩川の両岸約4kmにわたり遊歩道が整備されていて、四季折々の渓谷美を散策しながら楽しめる人気のコース。道なりに玉堂美術館、櫛かんざし美術館や小澤酒造をめぐることができる。

御岳山ロックガーデン
天狗岩から綾広の滝までの約1.5kmで、初心者でも行きやすい御岳山の人気のハイキングコースの1つ。大小さまざまな奇岩があり、苔むした岩の間を清流が織りなす情景は訪れた人を幽谷の世界に誘う。

御岳山
標高929mの山で武蔵御岳山とも呼ばれ、古くから山岳信仰の対象となっており、山上には武蔵御嶽神社が鎮座し、武蔵御嶽神社の御師(おし)が経営する宿坊集落が広がっている。建立御岳山山頂には山岳信仰のシンボルとして知られる武蔵御岳神社が鎮座している。ケーブルカーで登れる山としてハイキングコースも整備されていて、多くの登山者が訪れる。

吹上しょうぶ公園
貴重な谷戸地(やとち)を保全するためにつくられた公園。約2,100ヘクタールの敷地には250品種以上のハナショウブが植えられ、毎年開花時期の5月下旬から6月の下旬に「吹上花しょうぶまつり」が開催される。ハナショウブ以外にもアジサイやシャクナゲ、ヒガンバナや秋の七草など、四季折々の草花の鑑賞を楽しむことができる。

龍光山 梅岩寺
1000年以上の歴史を持つ、真言宗の古刹。境内には弘法大使の像と足型が祀られる。
樹齢150年と言われる枝垂桜(市の天然記念物)はあまりにも有名。

塩船観音
大化年間に八百比丘尼によって開山されたと言われている古刹。
室町時代に作られた茅葺きの仁王門や本堂は国の重要文化財に指定されている。
「花と歴史の寺」とも呼ばれ、季節ごとに様々な花が彩っているが、特に有名なのは春先のツツジ。
4月中旬~5月上旬に境内斜面に約2万本のツツジが次々と咲き広がり、毎年時期には大勢の参拝客が訪れる。

吉野梅郷
関東地方有数の梅の名所。かつては約2万5000本もの梅が咲き誇ったと言われているが、2009年に植物ウィルスに感染が確認され、市内の多くの梅樹の伐採を余儀なくされる。
2014年には吉野梅郷のシンボルである梅の公園内の梅もすべて伐採されるが、かつての梅の里の再生に向けて公園内に新たに梅1200本を植樹し、2017年に復活。
現在では季節になると早咲き・中咲き・遅咲きと順に開花している。